tapanta

考えたこと、詩、などを書く。

19.12.12

 午前十一時に起きたがやることがない。やることがないなーと思いうだうだしていたら午後九時になっていて驚いた。何をやっていたか覚えていない。それでも時間は過ぎていくのだからね。モーツァルトの二台のピアノのためのソナタK.375a。どうしてこんなにきらびやかなのか。第一楽章は可愛く逞しくもある。そして第二楽章も可愛く可憐だが、寂しい。ああ。たまらないな。と思う。

 不満足な男。何度もどこかで語ったはずのことをまたもう一度語ろうか。つまり僕を苛む不満足について。どうして満足していられないのか。どうして現状得られている以上のものを欲しがるのかということだ。これは文字通り脱”力”の問題だ。今僕が趣味と呼べるようなもの、音楽鑑賞しかない。モーツァルトの気に入った曲を何度も聴く。それくらいだ。それでも時間が過ぎていくのが恐ろしくて何かしなくてはという気がしてくる。何かをしなければならないという焦り。救い。人生への過剰な期待。あるいは現在性の軽視。恐れ、不安。救われるということは、ここで終わるということ。似たようなことを何度か書いたな。遠い昔に。