tapanta

考えたこと、詩、などを書く。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

可能性というもの

未来という希望。それは常に失望と隣合っている。だから今日の仕事中の僕なんか、帰ったらどうやって死のうか考えていた。昨日は朝五時に眠り、朝七時半に起きたから、全く寝なかったときより却って眠かった。可能性、それは失望を覆すためにはささやかすぎ…

無の日

今日はあえて職場に遅刻していったりとか、いろいろあった。心的に重要なことが沢山あったが、表層的にはまるで殆ど何もなかったようで、そのギャップが面白かった。平和だったのにしみじみ死のうと思った。

サタンタンゴを観た

僕は映画を映画館に見に行くことが少ない。金がないということが第一の要因としてあって、事実僕はこの週末に2万円近く浪費してしまい困窮していたから今日の映画代は痛かった。 それよりも大きな要因として、僕は映画を何度にも分けてみる癖がある。心に何…

他者の二者関係

朝六時起きなのに午前四時まで起きていて案の定遅刻した。憂うつな気分で駅のホームへ行ったら学生たちが並んでいてなんだか感動した。僕が真っ当に通り抜けられなかった学生生活という試練を当たり前のように通り抜けていく人たち。僕は今の、普通の人なら…

要求と欲望について

ようやく初給料かと思ったが、四日しか働いていないため支給が3万6千円、2万円が控除されていて振り込みは1万5千円程度しか残らなかった。始まった瞬間から終わっているのである。金がないのである。 そんなことはどうでもいいが、どうでもよくないが、…

対話について

今朝は雨であまりに冷え切っていた。いつも通りの格好では無理があった。震える手でスマホを触っている。 吉本隆明の廃人の詩では世界を凍らせる言葉という空想が語られる。高田渡も「ほんとのことが言えたらな」と歌っている。そこに空想される真実の言葉と…

他者の享楽について

撮影スタッフは三人 ――友部正人「ニューヨークの半熟卵」 久々にブックオフとビックカメラに寄って帰ったがなんだか死にたくなってきた。川端康成の「伊豆の踊子」と吉本隆明の「世界認識の方法」を買った。どちらも家を探せば見つかる筈の本だけど。新潮文…

不可能性について

このブログのタイトルが可能性についてになったのは、不可能性についてというサイトを先に用意していたからだ。「現実」が不可能性を代表し、「言葉」が条件及び禁止を代表する。すると条件からは想像的な可能性が浮かび上がる。この発想はジャックラカンと…

友部正人について

詩人、友部正人の「ニューヨークの半熟卵」を読んでいると、日々の生活のフィクション並みの充実に驚く。起こったことを書き連ねて読むに耐えるものになるような生活。四年近く部屋に引きこもり続けた僕には考えられない生活である。 友部正人は僕の青年期来…