tapanta

考えたこと、詩、などを書く。

ささくれだった関係

 今朝歯というより唇の痛みで起きれず昨日の午後十時頃から今朝十二時ごろまでずっと寝込んでいた。それから鏡を見ると上唇がパンパンで人相が変わっていて驚いた。その後、鏡の前で上唇をめくりあげてさらに驚いた。青っ鼻どころではないケミカルな真緑の液体がとめどなく溢れて来るではないか。それからそれを排出すると、まだパンパンなままではあるが、痛みはずっと治まった。

 昨日の夜は痛みと眠気で荒れていた。荒れていたといっても内的にであったが、何もすることがないことが辛かった。今朝はよく寝て、受動的でありたいという願望は能動的でありたいという願望と同じように存在していることを意識した。このままずっと眠っていたいという発想はけしてネガティブなものではない、そうあれることへのポジティブな意志でありえるということを。

 昨日はこの膿が歯の問題から来ているはずだという判断から、まだ行ったことのない歯医者を予約した。地元の歯医者は幾日か待たされるのに、翌日に取れたから驚いた。孤独が在る種の心地よさを齎してくれる間、人と関係することは、それが上手く行った場合でも上手く行かなかった場合でも心地のよいものだと感じられる。孤独が不安を喚び起こすとき、人との関係はささくれだったものになる。僕はどれだけ不安を前提に人間と関係してきただろうと過去を振り返ってみている。