tapanta

考えたこと、詩、などを書く。

女性と男性

 昨日図書館でうっかり手にとった最果タヒが、自分が凡人であることについて書いていたけれど、最近僕も自分が凡人であることについて考える。昔考えていたような、自分が特別な人間でありえるという期待がどこかへ消えた。当時のそれは要するに、救いの可能性を信じていたのだった。僕は紛れもなく女性だった。今僕は凡人であることを受け入れるのと同時に、男性であることを受け入れるようになってきた。つまり、救いはないのだということが分かるようになってきた。失敗する恐れがあったとしても、行動しないとだめなのだということが分かるようになってきたんだ。